プログラミング演習Ⅲ(2023)

【課題3-03】ファイルの入力

プロジェクトタイプC#コンソールアプリ※
プロジェクト名Prac_3_03
ソリューション名PET3
ターゲットフレームワーク.NET 6.0 (長期的なサポート)
最上位レベルのステートメントを使用しない使用しない(チェックオン)

※ 「コンソールアプリ(.NET Framework)」ではないので注意せよ!

【課題3-02】と同じファイルを読み込み,各行の先頭に行番号を付けて コンソール(=黒画面)に表示するプログラムを作成せよ.

注意
  • この設問を解くには先に以下の設問を完了する必要がある.
  • この設問では,必ず後述するテキストファイルを読み込むようにプログラムを書くこと.

入力ファイルは以下をダウンロードして使用すること.これは_のような内容のファイルである. 同様の形式のどのような入力ファイルに対しても正しく動作するようにプログラムすること

amenimo.txt

入力ファイルの内容(途中まで)

また,入力ファイルは作業ディレクトリの直下から読み込むこと.設定方法が分からない場合は 準備作業 - 作業ディレクトリの変更を参考にすること.

各行の内容は,実行結果のように_に示す形式で表示すること.

行数: その行の内容
  • 凡例
    • 行数
      • 読み込んだ行が何行目か(1開始).最初の行は「1行目」である.
      • 文言.半角コロン + 半角スペース
    • その行の内容
      • 読み込んだ行の内容をそのまま表示する.
    • 改行
出力フォーマット

プログラムの概形は_のようにすること(必ず以下をコピーしProgram.cs全体を上書きすること).

テンプレートコード
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namespace Prac_3_03
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            /*************************************/
            /*                                   */
            /*              空欄                 */
            /*                                   */
            /*************************************/
        }// end of Main()
    }// end of class Program
}// end of namespace

正しく実装できた場合,実行結果は_のようになる.

1: 雨ニモマケズ
2: 風ニモマケズ
3: 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
4: 丈夫ナカラダヲモチ
5: 慾ハナク
6: 決シテ瞋ラズ
7: イツモシヅカニワラッテヰル
8: 一日ニ玄米四合ト
9: 味噌ト少シノ野菜ヲタベ
10: アラユルコトヲ
11: ジブンヲカンジョウニ入レズニ
12: ヨクミキキシワカリ
13: ソシテワスレズ
14: 野原ノ松ノ林ノ陰ノ
15: 小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
16: 東ニ病気ノコドモアレバ
17: 行ッテ看病シテヤリ
18: 西ニツカレタ母アレバ
19: 行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
20: 南ニ死ニサウナ人アレバ
21: 行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
22: 北ニケンクヮヤソショウガアレバ
23: ツマラナイカラヤメロトイヒ
24: ヒドリノトキハナミダヲナガシ
25: サムサノナツハオロオロアルキ
26: ミンナニデクノボートヨバレ
27: ホメラレモセズ
28: クニモサレズ
29: サウイフモノニ
30: ワタシハナリタイ
実行結果

準備作業 - 作業ディレクトリの変更

表示するにはここをクリック

作ったプログラムの実行体は,デフォルトで以下の場所に作成される(_).

ソリューション名\プロジェクト名\bin\コンフィギュレーション名\net6.0\プロジェクト名.exe

例えばソリューションをC:\Users\ユーザー名\sources\repoConsoleApp1(ソリューションも同名)という名前で プロジェクトを作成した場合,デバッグモードでビルドすると実行体は以下の場所に作られる.

C:\Users\ユーザー名\sources\repo\ConsoleApp1\ConsoleApp1\bin\Debug\net6.0\ConsoleApp1.exe
VisualStudioのフォルダ構造

プログラムをデバッグ実行する際もこのフォルダを作業ディレクトリとして実行される. ただし,このフォルダは一度ビルドしないと作成されないので,読み込むファイルの場所を 固定しておきたい場合は不便である.

そのためプログラムをデバッグ実行する際の作業ディレクトリを別の場所に設定し,読み込むファイルは その場所に配置するとよい.たとえばプロジェクトフォルダをデバッグ実行時の作業ディレクトリにする. 具体的な手順は以下となる.

  • 【手順】デバッグ時の作業ディレクトリの変更
    1. プロジェクトを作成する(_).
    2. ソリューションエクスプローラー上で,プロジェクト名を右クリックして「エクスプローラーでフォルダーを開く」をクリックする(_).
      • 入力ファイルはこのプロジェクトフォルダの中に置いておく(_).
    3. 開いたフォルダのアドレスバーをクリックして選択状態にして,プロジェクトの場所(=プロジェクトフォルダのパス)をコピーする(_).
    4. ソリューションエクスプローラー上で,ソリューション名を右クリックして「プロパティ」をクリックする(_).
    5. 「デバッグ」→「全般」→「デバッグ起動プロファイルUIを開く 」をクリックする(_).
    6. 「作業ディレクトリ」に,3でコピーしたパスを貼り付けて保存する(_).
デバッグ時の作業ディレクトリの変更

具体的な作業手順が分からなければ_を参考にすること1,2

デバッグ時の作業ディレクトリの変更(動画)

これでデバッグ時の作業ディレクトリの直下に読み込むファイルが配置されるので, _のようにファイル名のみを指定することで, ファイルを開くことができるようになる(以下は入力ファイル名がhoge.txtである場合の例).

ファイルからの読み込み処理
表示するにはここをクリック : 閉じる

ヒント

なし


  1. Apple社の都合により,iPhone,iPadなどのデバイスでは動画の再生はできません(Apple社はスマートフォン/タブレット製品で,意図的?にVPxやAV1コーデックのサポートを遅らせているため.参考1参考2). ↩︎

  2. Microsoft Edge で動画を閲覧するためには,AV1 Extensionをインストールする必要があります. ↩︎

Last updated on 2023-11-02
Published on 2023-11-02

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