【T2d】Npgsqlを用いたデータベースへのアクセス(2/6)
プロジェクトタイプ | C#コンソールアプリ※ |
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プロジェクト名 | T2d |
ソリューション名 | PIT2 |
ターゲットフレームワーク | .NET 8.0(長期的なサポート) |
最上位レベルのステートメントを使用しない | 使用する(チェックオフ) |
※ 「コンソールアプリ(.NET Framework)」ではないので注意せよ!
2d-2. 接続ユーザーの準備
前節の説明の通り,C#プログラムでPostgreSQLと通信を行うには,PostgreSQLのC#用データベースドライバーである Npgsqlを自分の作成するプログラムに組み込む必要がある. PostgreSQLとの具体的な通信はこのライブラリが担い,C#プログラム自身はNpgsqlに含まれる クラスやメソッドを通じてPostgreSQLから/へのデータの読み書きを行うことになる(_).
また,PostgreSQLをはじめとして多くのRDBMSでは,接続時に認証を必要とする(_).
このためPostgreSQL側で,あらかじめ接続に使用するユーザーの登録をしておく必要がある. 今回は_のようなユーザーを登録して使用することにする.
項目 | 値 |
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ユーザー名 | hr_user |
パスワード | n1z3Lo9AQap3 |
管理対象のDB名 | SampleDB_hr |
このための設定は pgAdmin で行う.pgAdminを起動し,「Servers」→「PostgreSQL 16」→「Databases」に表示される データベースの一覧から「SampleDB_hr」を右クリックし「Query Tool」をクリックする(_).
すると図2d-3-1に示す画面が開く.これは対象のデータベースに対してSQL文を実行することができる画面である.
ここに_に示すSQL文を入力してをクリックする.
緑色の「Query returned successfully in xxx msec.
」というメッセージが画面右下に表示されれば成功である(図2d-5-3).
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註1
※ 今回はこれら後段の2行のコマンドも必要であるが,データベースの作成の仕方によってはこれらの文は必要ない.今回はあらかじめ管理者ユーザー(
postgres
)でデータベースを作成しており,SampleDB_hr
およびSampleDB_shop
の所有権はすべてpostgres
ユーザーが有しているため,新しく作成したユーザーに対してこれらのデータベースに対して全操作権限を付与する必要があった. ↩︎