【T4a】モデルとビューの連携(前編)(7/7)
プロジェクトタイプ | ASP.NET Core Web アプリ(Model-View-Controller) |
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プロジェクト名 | T4a |
ソリューション名 | PIT4 |
ターゲットフレームワーク | .NET 8.0(長期的なサポート) |
最上位レベルのステートメントを使用しない | 使用する(チェックオフ) |
注意
- 本ページの作業内容は 前のページまでの続き になっていることに注意せよ.
- 先に前のページまでをすべて読み,指示されている作業を済ませてから本ページを読むこと.
- プロジェクトの作成作業については準備作業を参照せよ.
4a-7. デフォルトの検証メッセージの日本語化
さて,現在の ASP.NET Core では指定しない限りデフォルトのエラーメッセージは英語となってしまう(_).われわれ技術者は 英語のメッセージであっても気にせずに内容を読み取るべきであるが,このウェブアプリを使用するエンドユーザーにとってはこれは不便である. そこでこれらのエラーメッセージを部分的に日本語化するライブラリを用意した.以下の手順でインストールしよう. このライブラリはこの授業独自のパッケージソース(≒ライブラリの置き場所)に置いてあるので,NuGetを設定してパッケージソースを 追加する必要がある.以下の手順でこの作業を行おう.
- 【手順】NuGetのパッケージソースに''knzw.tech''を追加する
上記の作業をしたら,NuGetを使って以下のパッケージをインストールしよう.ただし画面右上の「パッケージソース」を
knzw.tech
に変更する必要がある(NuGetについてはチュートリアル【T2d】を参照せよ).
- KnzwTech.AspNetCore.ResourceBasedLocalization.ja
このパッケージをインストールしたうえで Program.cs に_に示す内容を追記しよう.
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ここまで入力したら実行してみよう. 先ほどと同様に入力欄の内容を空にしてから「送信」ボタンをクリックすると, _のように日本語でメッセージが表示されるはずである.
KnzwTech.AspNetCore.ResourceBasedLocalization.ja
パッケージはこの授業のために作成したものである.
このライブラリはややアドホックな方法で実装されているため,将来的には使用できなくなるかもしれない.
ASP.NET Core のデフォルトの検証エラーメッセージの国際化対応に関して,.NET 8.0 に取り込むか否か議論は
なされたようであるが結局取り込まれなかった(参考).
なお手動設定したエラーメッセージであれば容易にローカライズ可能である→Globalization and localization in ASP.NET Core - Microsoft Docs.
ここまでを確認できたら1つ目のチュートリアルは完了である. 次に進む前に,混乱を防ぐため Visual Studio のエディタをすべて閉じておこう.Visual Studio のいずれかのエディタのタブを右クリックして 「すべててのドキュメントを閉じる」をクリックすれば,エディタをすべて閉じることができる.