【T8a】多対多のリレーションシップ(4/8)
プロジェクトタイプ | (注意: 本文参照) |
---|---|
プロジェクト名 | T8a |
ソリューション名 | PIT8 |
注意
- 本ページの作業内容は 前のページまでの続き になっていることに注意せよ.
- 先に前のページまでをすべて読み,指示されている作業を済ませてから本ページを読むこと.
- プロジェクトの作成作業については準備作業を参照せよ.
8a-4. ナビゲーションプロパティについてのまとめ
本節までの内容の要点をまとめておこう.
一対多のリレーションシップはウェブアプリケーションでは最も基本的かつ重要なリレーションシップである. EF Core における一対多のリレーションシップを形成するモデルクラスの構成の仕方をよく理解しておこう. ちなみに EF Core では「一対多」の「一」側のモデルクラスと「多」側のモデルクラスを各々_に示す用語で呼ぶ. 以降の説明ではこの用語を使用するため覚えておくとよいだろう1.
ここまでの用語 | EF Core の用語 | 英語表現 |
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「一」側のモデルクラス | 主体エンティティ | Principal entity |
「多」側のモデルクラス | 従属エンティティ | Dependent entity |
また,_に一対多のリレーションシップを構成するためのモデルクラスの記述方法を示す. 前述した通り参照ナビゲーションプロパティとコレクションナビゲーションはセットで定義する. 自分でモデルクラスを構成する際はこれを参考にするとよいだろう.
なお本コースの例では分かりやすさのため主キーとしてId
という名前のプロパティを使用している場面が多いが,
各エンティティで同じId
という名前を使用してしまうと,どのエンティティの主キーであるか特定しにくくなる.
そのため EF Core では
という名前を使用することが推奨されている.モデルクラス名
Id
ここまでを理解したら次に進もう.