Gitの理解(9/13)
11a-9. Git演習 - チェックアウト
現在の状態から特定のリビジョンに戻ることができることを確認しよう.
まずは④の作業としてファイルを追加したての状態,つまり②を行った直後の状態に戻ってみることにしよう. 注意点として,現在の状態から特定のリビジョンに戻るためには, コミットされていない変更が現在のリポジトリ内に ない状態である必要がある ことを覚えておこう.現在は直前の作業でコミットを行ったのでその状態となっている.
リポジトリをあるリビジョンの状態にするにはgit checkout
コマンドを用いる.git checkout
の
ようにして使用することができる.リビジョン指定
リビジョン指定
の部分はつまり「どのセーブデータをロードするのか」の選択であるが,
Gitでは明示的に指定しない限りリビジョンに分かりやすい名前はつかない.デフォルトでは変更内容から導出される
SHA-1ハッシュ と呼ばれる40桁の16進数の識別子がリビジョンの名前となる.git log
コマンドでcommit: ...
の
部分に記載されているものがそのリビジョンのSHA-1ハッシュである(_).
リビジョン指定
には,このSHA-1ハッシュの最初の4文字(以上)で指定すればよい.「4文字 (以上) 」と書いたのは
最低限必要なのは最初の4文字だが,最初の4文字が同じ別のリビジョンが存在する場合は区別がつくまでの文字数分を指定する必要があるためである.
ではgit checkout
コマンドを使って②の時点,つまりリポジトリに3つのファイルを追加した直後の時点に試しに戻ってみよう(_).
なお,実行する前に file1.txt , file2.txt , file3.txt をメモ帳などで開いている場合は,必ず閉じてから行う必要がある 点に注意しよう.
git checkout
コマンドを実行したら3つのファイルの内容を確認してみよう.リポジトリにこれらのファイルを追加した直後の状態に
戻っていることが分かるはずである(_).