VSのGit機能(7/8)
11b-7. VSのGit機能の練習 - プロジェクトの復元
最後にプロジェクトの追加を行ってみよう.Visual Studio のソリューションとプロジェクトで説明した通り,Visual Studio の一つのソリューションには 複数のプロジェクトを登録しておくことができる.このことは,これまでのプログラミングの授業などでも行ってきているため,理解しているはずである. プロジェクトの追加はソリューションフォルダ=リポジトリに対するファイルの追加(+.slnファイルの変更)であるため, 当然のことながら追加したプロジェクトもGit機能を用いたバージョン管理の対象となる.
ではソリューションに新たにC#の「コンソールアプリ」タイプのプロジェクトを追加しよう(_).追加を行ったら,「Git変更」画面で 追加・変更されたファイルをステージする(_).この場合,このタイミングで.slnファイルの変更を保存するかどうかを訊かれる はずなので保存する(_).そして適当なコミットメッセージを入力して「ステージ済みをコミットする」ボタンをクリックすれば, 新たに作成したプロジェクトがリポジトリに追加される(_,_).
このプロジェクトを誤って削除してしまったと仮定しよう.ソリューションエクスプローラーで先ほど追加したプロジェクトを削除する(_,_). ファイルの削除時と同様に「Git変更」を使って削除したファイルを一つずつ復元する方法もあるが,この場合はソリューション全体を 直前のリビジョンに差し戻す方が簡単である.ソリューションエクスプローラーでソリューションを右クリック→「Git」→「変更を元に戻す」を クリックすると,リポジトリ内のすべてのファイルを直前のリビジョンの内容に戻すことができる(_,_). 今回はこの方法で変更を元に戻してみよう.操作を実行すると削除したプロジェクトが復元されたことが分かるはずである(_).